日々、静子。

母、静子の失笑ライフ。

きのこ派、たけのこ派

昨年、明治製菓からある定番商品のリニューアルバージョンが発売された。

オリジナルの商品を子供時代に食べていた30〜40代の層をターゲットにしているようだ。
 
さて、我が家はお菓子の新商品、特にチョコレートのものはいち早く試してみる傾向にある。
この商品が出たとき、一番最初に目にしたのは静子であった。
食べたのではなく、目にしただけである。
もちろん、家にあれば我先にと静子が食べる。
しかし、彼女が大人のきのこの山たけのこの里に出会ったのは職場の休憩時間であった。
ターゲットとされている30代半ばのスタッフさんたちが早速これらを食べ比べていたのだ。
彼女たちは2つの商品を囲み、どちら派かを話し合っていたようだ。
 
静子の話をそこまで聴いて、彼女はどちらが好みだったかを尋ねてみた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「私にはくれなかったのよねー。大人すぎたからかなぁ」
 
と自虐的に話してくれた。
可哀想に思い、両商品を静子に買ってきた。
感想はそれぞれがそれぞれに美味しいという平和的なものであった。