日々、静子。

母、静子の失笑ライフ。

絵文字

ある日静子からメールがあった。
開いてみるとこんな内容。

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ちょうど急いでいるときに訳のわからないメール。
苛立ちを覚えた私は、それを隠さず静子に少し荒げた声で電話した。
どういうことか聴いてみると、










「マッサージ屋が電話に出んわってことだよ」
 静子が行こうとしていたマッサージ屋に予約の電話をかけたところ、混んでいたのか誰も出てくれなかったらしい。

なるほど、絵文字で表現したということか。

それにしても本当に無駄なことに感情を起伏させてしまった。
さっきまでの怒りはどこかへ消え、ただただ呆然と立ち尽くしてしまった。


私は「そっか、残念だったね」と言って電話を切った。